サモ・ハン・キンポーは1952年生まれ、香港の有名な俳優であり、監督であり、アクション監督及びプロデューサーだ。幼年時に于占元の香港・中国戯劇学院にて学び、七小福の大兄弟子となり、師匠の厳しい指導のもと、武術と京劇の訓練を開始した。その後、1961年に映画《愛的教育》でデビューし、正式に俳優の道を歩き始める。サモハンは常に斬新さ、変化、前進を求め続けた。彼の初監督・主演作品《少林寺怒りの鉄拳》(1977)、及び後の《ドラ息子カンフー》(1981年)などでカンフーコメディという新たなジャンルを創り上げ、コメディの要素と伝統的な武術という題材を絶妙に融合させ、香港アクション映画の新たな方向性を開拓した。90年代には、アメリカからのオファーを受け、テレビドラマ《LA大捜査線/マーシャル・ロー》に主演し、彼の素晴らしい演技は現地で大反響を呼んだ。映画界で60年間大活躍し、サモハンが参加した作品は230本を超える、そして数々の映画賞で33本を超える作品でノミネート及び受賞している。彼の果たした功績はアジア映画界においても空前絶後で、香港映画界において最も影響力を持つ人物の一人だ。