2018年からアジア・フィルム・アワード・アカデミー(Asian Film Awards Academy, AFAA)は「ポストプロダクション・ワークショップ」を開催しており、海外から映画業界の専門家を招き、専門分野での映画制作の経験や知識を共有することにより、学生、若手映画業者、観客に映画製作の知識と業界の実態を伝えています。AFAAは、ゲーテ・インスティテュート香港（Goethe-Institut Hongkong）、香港アジア映画祭、ブロードウェイフィルムセンター（Broadway Cinematheque）、香港ゴールデンシーンシネマ（Hong Kong Golden Scene Cinema）、香港浸会大学、香港演芸学院とワークショップを共催しています。

ワークショップに参加した映画製作者には、ドイツの映画監督のハンス・フロム（Hans Fromm）さん、日韓の監督・脚本家の李 相日（イ・サンイル）さん、シンガポールの監督の陳哲藝（アンソニー・チェン）さん、日本の芸術映画監督の川瀬直美さん、ルーマニアの監督のラドゥ・ジューデ（Radu Jude）さん、イスラエル国のドキュメンタリー監督のアヴィ・モグラビ（Avi Mograb）が含まれます。 映画の美学についての彼らの見解、文学作品を映画化にする経験、脚本を書くスキル、社会的テーマを映画に組み込むプロセス、そして情勢不安な状況で行われた撮影の困難について語りました。参加者は、ワークショップを通じ、視覚効果、編集、サウンドデザイン、脚本作成など、映画制作とポスト制作に関連するさまざまな要素について学ぶことができます。