日本を代表する俳優・阿部寛さん第16回AFA「Excellence in Asian Cinema Award」受賞
阿部さんは2023年3月12日(日)に香港にて開催される授賞式にも参加予定です。アジア・フィルム・アワード・アカデミー(以下、AFAA)は、アジア全域版アカデミー賞「第16回アジア・フィルム・アワード」(以下、AFA)にて、国内外で幅広く活躍し、日本を代表する俳優、阿部寛さんに「Excellence in Asian Cinema Award」を授与することを発表しました。阿部さんは2023年3月12日(日)に香港にて開催される授賞式にも参加予定です。
「Excellence in Asian Cinema Award」は、優れた才能を持つ映画人にスポットを当て、その映画人のアジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える賞です。日本人としての受賞は、第9回(2015)の中谷美紀さん、第13回(2019)の役所広司さんに続く、3人目となります。また、本賞を含む、過去のAFA特別賞の受賞者には、山田洋次監督、アミターブ・バッチャンさん、チャン・イーモウ監督、ミシェル・ヨーさん、ホウ・シャオシェン監督、アン・ホイ監督、樹木希林さん、イ・ビョンホンさんなどの映画人がおります。
阿部さんは、1987年の映画『はいからさんが通る』で俳優デビューしてから30年以上のキャリアを誇り、国内外で90本以上の映画作品に出演し、数々の大胆かつ挑戦的な役柄を演じています。海外の作品にも多く出演しており、初の主演映画は、香港との合作作品『孔雀王 アシュラ伝説』(1990)、また東京を舞台にしたアクション映画『東京攻略』(2000)ではトニー・レオン等名だたるアジアのスターと共演しました。他にもタイのアクション映画『チョコレート・ファイター』(2008)や日中合作映画で、東京国際映画祭第30回記念のオープニングスペシャル作品として上映された『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』(2017)にも出演しています。阿部さんの卓越した演技力と才能は、日本だけでなく国際的な映画シーンでも認められ、アジア映画の発展に大きく貢献しており、今回受賞が決定しました。
アジア・フィルム・アワード (主催:アジア・フィルム・アワード・アカデミー)
2007年に創設されたアジア映画を対象とした映画賞。東京国際映画祭は2013年より、香港国際映画祭、釜山国際映画祭と共にアジア・フィルム・アワード・アカデミーを創設し、アジアの映画業界と連携し、その年のアジアの映画人を表彰しスポットライトを当てることでアジア映画ファンの創出、世界へのアジア映画の振興、文化交流を図っています。
第16回AFA概要
日程: 2023年3月12日(日)
会場: 香港故宮文化博物館 Jockey Club Auditorium(香港、西九龍(ウエストカオルーン)文化地区)